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#薬堂

花鳥孔雀図 高山一二 横浜・東京焼 カップ&ソーサー

18,000 税込
明治時代に作られた高山一二が絵付けをしたカップ&ソーサーです。
花鳥画で田舎風の風景の中に孔雀が描かれている精細な絵付けで、カップとソーサーの形も花縁になっており、卵殻手の薄造りです。

1867年(慶応3年)、1868年(明治1年)のパリ万博への出品をきっかけに日本の文化が注目され、19世紀末から20世紀初頭にヨーロッパで「ジャポニズム」と呼ばれた日本ブームが起きました。
1872年(明治5年)にはヨーロッパの需要に応えるため、政府主導で東京や横浜などに次々に工房ができて海外向けの陶磁器を製作し始めたのが、横浜焼・東京焼です。
最盛期の1882年(明治15年)には横浜は全国陶磁器総輸出額の3分の2を占めていましたが、1902年(明治35年)頃になるとアール・ヌーヴォーやアール・デコの台頭による影響から徐々に衰退し、大正12年(1923年)の関東大震災を経て終焉を迎えました。

高山一二は金沢に生まれて荒山彌惣次の門下となり、18歳で東京で絵付けを始め、その後に横浜に移ったようです。
この器のような、八郎手と呼ばれる九谷の赤絵金蘭手の絵付けを得意としていました。
『神業ニッポン 明治のやきもの 幻の横浜焼・東京焼 図録』にも掲載のある作家ですが、横浜絵付の先駆者であり国内有数の陶磁器商として知られた井村彦次郎の銘と連名のものが紹介されています。

カップ Φ80 x H58mm (取っ手含まず。計測は誤差がある場合があります。)
ソーサー Φ136 x H21mm

カップに入る満水容量は、約160mlです。

使用感はあまりなく、割れや欠けはありませんが、絵付けの一部などにスレがあります。

状態の詳細は写真をご確認ください。
カテゴリー:
商品ID:
22150
商品の状態:
やや傷や汚れあり
製作地域:
日本
発送までの日数:
3日以内
薬堂
日本の江戸から昭和初期にかけての、陶磁器、ガラス、薬のパッケージなどを中心に出品しています。
東京/有楽町の大江戸骨董市にもほぼ毎回出店しています。
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