20,000円以上送料無料(1ショップごと)
#薬堂

統制陶器 鉄釉 美濃 ご飯茶碗

在庫なし
統制記号の入った、太平洋戦争中に作られた美濃焼の飯茶碗です。
ちょっと読みづらいですが「岐209」という、岐阜にある美濃を表す統制番号が入っています。
黒に近い茶色の鉄釉で、白いお米を入れるととても映えると思います。
今の一般的なご飯茶碗と同じくらいの、使いやすい大きさです。

太平洋戦争中の日本は、物資不足によりあらゆる経済活動や国民生活を戦争遂行に集中するため、ガソリンから食料品まで様々なものが国家に管理されており、陶磁器もその一つでした。
陶磁器が統制対象となっていたのは、太平洋戦争の開戦前年である1940年(昭和15年)から終戦の1945年(昭和20年)頃までと言われています。
金属不足で普通は金属で作るものも陶器で代用され、終戦頃には手榴弾や地雷まで陶器で作られていました。
統制対象の期間には管理しやすいようにこの器のような生産者の記号が付けられており、有(有田)、岐(岐阜・美濃)、瀬(瀬戸)などの産地を表す漢字一文字と生産者を表す数字が、書かれたり刻印されたりしています。

幅114mm 高さ59mm(計測は誤差がある場合があります)
内側に大きめのくっつき、何か所か白っぽい釉抜け、釉のムラ、細かいスレなどがありますが、
使用感はなく全体的にはきれいだと思います。

状態の詳細は写真をご確認ください。
カテゴリー:
商品の状態:
やや傷や汚れあり
製作地域:
日本
発送までの日数:
3日以内
薬堂
日本の江戸から昭和初期にかけての、陶磁器、ガラス、薬のパッケージなどを中心に出品しています。
東京/有楽町の大江戸骨董市にもほぼ毎回出店しています。
古物商許可証:東京都公安委員会 第305492117689号