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#薬堂

伊万里 格狭間・宝珠文 そば猪口

14,000 税込
江戸後期の伊万里の蕎麦猪口です。
蕎麦猪口の中でも、かなり大きい方だと思います。
内側は四方襷で、見込みは五花弁、高台は中心に釉薬のかかった蛇目高台。

格狭間(こうざま)とは台の下の支柱間の装飾的空間のことで、中国の元・明・清の時期にも広く使われている文様。
蕎麦猪口に使われるのは江戸後期の初め頃からで、元々は寺院の特別注文か品か、少なくとも祝膳用に使われていたと思われます。
『そば猪口絵柄事典(著:小川啓司)』に掲載があり、牡丹の地紋、格狭間との枠の中には柏の葉が一枚、左の蔦の上には円の中に武田菱が描かれ、宝珠も含め絵文字かもしれないと、書かれています。

そば猪口は17世紀前半に向付として生まれ、18世紀後半のそば屋の大流行しとともに蕎麦つゆを入れる器として普及し、19世紀には今のようにお酒や飲み物を飲んだりするのにも使われていたそうです。
現在でも色々と使いやすい大きさと形の器です。

Φ79 x H64 mm(計測は誤差がある場合があります。)

高台の凹みは釉薬がかかっているので製造時にできたものかと思います、口縁にいくつか細かいソゲがあります。
それ以外はおおむね良い状態かと思います。
状態の詳細は写真をご確認ください。
カテゴリー:
商品の状態:
やや傷や汚れあり
製作地域:
日本
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薬堂
日本の江戸から昭和初期にかけての、陶磁器、ガラス、薬のパッケージなどを中心に出品しています。
東京/有楽町の大江戸骨董市にもほぼ毎回出店しています。
古物商許可証:東京都公安委員会 第305492117689号