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江戸中期の、すこし小ぶりな雨降り文のそば猪口です。 蕎麦猪口は小ぶりなほうが、酒器に使いやすいし数も少ないので高価とされています。 雨降り文様は1670年代から現れる日本的文様です。 初期はダミと点線で描かれますが、18世紀にはダミだけが多く、江戸後期には線だけのものもあるそうです。 日本民藝館にも所蔵されており、器の形や、付随する文様に様々なバリエーションがあって人気の文様です。 窯傷の凹みから1本と、別の箇所にもう1本の、合計2本大きいニュウ(ヒビ)が入っています。 状態の詳細は写真をご確認ください。 参考資料 『柳宗悦コレクション 用の美(2021)』 『目の眼 猪口とそばちょこ 新たなブームの胎動(2023)』
薬堂
日本の江戸から昭和初期にかけての、陶磁器、ガラス、薬のパッケージなどを中心に出品しています。 東京/有楽町の大江戸骨董市にもほぼ毎回出店しています。
古物商許可証:東京都公安委員会 第305492117689号