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#薬堂

ゴブレットグラス&アブサンスプーン 19世紀末頃フランス

在庫なし
厚手で重量感のあるグラスと、アブサンスプーンのセットです。
ぜひ、アブサンを飲むのに使ってほしいですが、普通の飲み物を入れるグラスとして使ってもいいと思います。
グラスはとろんとして歪な面取りのカドや気泡が、古いグラスの魅力を感じさせてくれます。

アブサンとは透き通った緑のガヨモギを主原料としたリキュールで、アルコール度数が40%〜90%の高濃度のものが多いです。
高濃度のアルコールと、ニガヨモギに含まれるツジョンという成分が脳の神経系に異常を及ぼして、麻痺、痙攣、幻覚、昏睡や自殺衝動を引き起こす「アブサン中毒」を引き起こしていました。
19世紀フランスの芸術家たちによって愛飲されており、画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、フィンセント・ファン・ゴッホ、詩人ポール・ヴェルレーヌ、アルチュール・ランボーなどがアブサン中毒だった芸術家として有名で、絵画や詩の題材にもなっていてその作風にも影響を及ぼしていたのではないでしょうか。

20世紀初頭にはその中毒性から世界各国で製造・流通・販売が中止されましたが、現在ではツジョンの含有量を制限したものが製造販売されており普通に手に入るようになっています。

アブサンの主な飲み方はフレンチ(クラシック)スタイルと、チェコ(ボヘミアン)スタイルがあります。
アブサンの入ったグラスに、角砂糖を乗せたアブサンスプーンを置くのは共通ですが、フレンチスタイルではアブサン専用のポット「アブサンファウンテン」から1滴づつ水を垂らして溶かし入れる方法で、チェコスタイルでは角砂糖にアブサンを染み込ませて火をつけて溶かし入れます。
19世紀にフランスなどで流行していたのはフレンチスタイルですが、近年では必要な器具が少なく見栄えの良いチェコスタイルが人気のようです。

ブラックライトを当てるとウランの反応があります。

グラス Φ74 x H133mm
スプーン H159 x W31mm
(計測は誤差がある場合があります。)

グラスに入る満水容量は、約160mlです。

グラスは全体的に細かいスレが多めです、使用には問題ないと思いますが脚部の裏に小さなカケがあります。
アブサンスプーンは、柄の付け根にメッキが剥げた箇所が2ヶ所あります。
状態の詳細は写真をご確認ください。
カテゴリー:
商品ID:
22138
商品の状態:
やや傷や汚れあり
製作地域:
ヨーロッパ
発送までの日数:
3日以内
薬堂
日本の江戸から昭和初期にかけての、陶磁器、ガラス、薬のパッケージなどを中心に出品しています。
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