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ウランガラスのなつめ型の氷コップです。 碗は半透明なタイプの ウランガラスで、脚部は透明なガラスです。 かき氷はもちろんのこと、フルーツ、アイスクリーム、みつ豆などを入れるのに使える夏にぴったりの器です。 高さがあるので、飲み物を入れるコップや、パフェグラスとしても使えると思います。 明治20年代後半から氷店が盛んになり、鉋で氷を削って砂糖をかけた「氷水」のほか、「水汁粉」、「氷水玉」なるものがあって、1銭〜3銭くらいで提供していたとのこと。 氷コップは日本で機械製氷が始まり庶民が安価でかき氷が食べられるようになった明治時代から流行して、戦前頃まで多く作られていました。 日本で独自に発展した器で、さまざまな色、形、文様のものがあり、バリエーションの豊富さと美しさから、コレクターにとても人気があります。 ウランガラスは、ウランが原子力に利用されるようになる1940年代頃までによく作られていた、暗所で紫外線を当てると緑に発光するガラスです。 日本では戦前までに作られたものとされることが多いです。 もうほとんど新しく作られることのない希少性と、暗闇で発光する美しさで人気があるガラスです。 碗の部分はブラックライトを当てると、しっかり緑に光ります。 Φ82 x H110 mm(計測は誤差がある場合があります。) 時代なりの細かいスレや、 高台の裏に1箇所の小さな気泡割れがあります(最後の写真です)、 碗の付け根の箇所の2箇所に凹みの中に黒い筋が入っています(製造時の凹凸で、割れではないように思います)。 状態としては割れや欠けもなく、全体的に良い状態です。 状態の詳細は写真をご確認ください。
薬堂
日本の江戸から昭和初期にかけての、陶磁器、ガラス、薬のパッケージなどを中心に出品しています。 東京/有楽町の大江戸骨董市にもほぼ毎回出店しています。
古物商許可証:東京都公安委員会 第305492117689号