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#薬堂

蜃気楼文 伊万里染付 蓋茶碗 2客

在庫なし
おそらく江戸から明治頃の、伊万里の蓋茶椀の2客セットです。
染付なので洗い方もそこまで気にせず使えると思います。
蓋茶碗はご飯を盛ったり、煮物などを入れたりに使える形です。蓋も受け皿としても使えます。
この蓋のついた茶碗の形は奈良茶漬けを食べるのに使われていたので、奈良茶碗とも呼ばれています。
ご飯茶碗としては小さめなので、少食な人におすすめしたいと思います。

図案は、蜃という怪物が吐いた気が蜃気楼になって、宝物の幻を見せているところです。
蜃は古代中国の頃から、蛟竜(竜の一種)の姿とハマグリの姿の2種類の説があり、伝統的に2つそれぞれの姿で気を吐いている図柄が描かれてきました。
この茶碗の図柄では2つの説が融合してハマグリの中から竜が顔を出しており、とても珍しいと思います。

あまりに細かい絵付けなので印判かと思いましたが、2つ見比べると微妙に違うのですべて手描きです。
熟練の職人による手書きの細かい絵付けは、印判が流行する明治頃から廃れていくことになります。

茶碗:幅113mm 高さ65mm  蓋:幅100mm 高さ25mm (計測は誤差がある場合があります)
蓋は手作りなので、現代の食器のようにピタッとははまりません。
細かいスレや、黒点などありますが、全体的には使用感もなくかなり良い状態だと思います。

状態の詳細は写真をご確認ください。
カテゴリー:
商品の状態:
目立った傷や汚れなし
製作地域:
日本
発送までの日数:
3日以内
薬堂
日本の江戸から昭和初期にかけての、陶磁器、ガラス、薬のパッケージなどを中心に出品しています。
東京/有楽町の大江戸骨董市にもほぼ毎回出店しています。
古物商許可証:東京都公安委員会 第305492117689号